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インドの最終日、
わたしたちが乗る予定だった飛行機が、
エンジンの不具合で欠航になりました…

人生でなかなか経験しないような、
緊張感ある、ちょっと大変な帰国過程でした。
飛ぶか飛ばないかわからない飛行機を待ち続ける時間は、
辛かったです…。
 
空に命をあずけていることを、実感しました。。


少々延期しましたが、、
無事に帰国いたしました!
 
 

再オープンは、

3月10日(木)です!

3月は通常メニューです。

よろしくお願いいたします!!


砂の岬








【 紅茶工場へ 】

南インド・西ガーツ山脈の丘陵地帯ニルギリ地方の紅茶工場へ。

青い山という意味のある、ニルギリ。
豊かな自然に囲まれた高地で育まれた茶葉が、
どのようにして紅茶になるのか、見学してきました。

もくもく上がる湯気のなかで、
茶葉を運ぶ人々の姿が印象的でした。
まるで映画のような世界。
 
 
 



 


 
 



 
 

茶畑へ。
1~2月は最も品質の優れた香り高い紅茶が出来る、
クオリティーシーズンです。



 
 
 スパイスも。
 




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 





山あいの旅を終えて、
ここからいつものように南インドの町を周り、
北へ移動してから帰国します。

今回は買い付けの荷物が、いつも以上に多くなりました。。
荷運びには一苦労ですが、、、
いいものに出会えてよかったです。


なにより、
山の部族の料理を食べ、部族の方に会い、料理を学べたことが、
とても素晴らしい経験になりました。

お店で生かせるように、
試作を重ね、表現していきたいと思います。
 
 
さぁ、もうすぐオープンいたしますー!
  
 











【 山あいの宿とレストラン 】

山のなかの宿に泊まるとき、
宿の夜ごはんや朝ごはんが楽しみです。

シェフがいる大きなレストランや、
家庭的なダイニングもあります。

オーナーの個性で作られたホテル。
好きなものを集めた世界観は、心をくすぐられます。

インドなのに、インドではないような、
どこにもない、ここにしかない世界です。
 
 


 
 




 











 
 
 
  












 
 
  
 






【 山あいの町にて 】


都会を歩くよりも、見つかるものがあります。

便利になるすぎる前の、人の手がもっと関わってできていたもの。
忘れそうになることを、思い出させてくれます。

なんだか、
人の優しさや笑顔も、いつもより近く感じています。

  













  


 



 





 







  













  

 
 
 

【 登山鉄道に乗って 】


2016年2月のインドは、
南インドの山あいの町に、旅へ出ています。

まだお店をもつ前の7年前、
車で移動販売をしていた頃、
ふたりでインド北東部の町、ダージリンに行きました。

そのときダージリンで登山鉄道に乗りました。
穏やかな道のりに、その地に住む人々の生活があり、
食があり匂いがあり、息づかいがありました。
そんな登山鉄道にまた乗ってみたいと思っていました。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



今年計画したのは、南インドの中央部、ニルギリ。
大きいスーツケースをホテルに残し、
荷物をバックパックに小さくまとめ、身軽になってから、
登山鉄道で山あいの町を巡りました。


 



   



登っていく途中途中で休憩があり、
そのときに飲む、山のチャイはまた美味しいです。

一緒の席になった、
賑やかな家族のご飯を食べる姿や、
静かな夫婦の車窓を眺める楽しみ方、
鉄道好きの仲間とのやりとり、
和やかなインドの風景がありました。

あ。
眼が合いました。。
 
 

 


 
 






 



 

 
 

途中の町で下車。
ゆっくりゆっくり滞在します。






  

まだまだ続きますー!
 
列車は走りますーっ







2月はインドへ行っています。

再開は、
3月10日(木)を予定しております。
詳細は、またお知らせいたします。

行ってきます!




 
 
砂の岬のロゴをデザインしてくださった、
FJDの藤田二郎さん。


6年前、砂の岬の店を作るとき、
外の窓にペインティングをしてくださいました。

インドの庶民的なレストランのように、
ペイントが剥がれて、また塗り描いて、また剥がれて、、、
そんな歴史がつまっている窓にしたくて、
何枚ものインドで映しためた写真を、二郎さんに渡しました。

二郎さんは、インドのそのままのイメージを大切に、
砂の岬らしく、それ以上に、素晴らしいペインティングをしてくださいました!

二郎さんのデザインは、砂の岬の宝物です!
二郎さんのペインティングがなければ、砂の岬は完成しませんでした。。


なにより、二郎さんは、
わたしたちの人生の大先輩であり、
いつも優しく見守ってくださる、家族のような存在です。
たくさんのことを勉強させていただきました。


その!藤田二郎さんが、Exhibitionを開催されます。

FJD Exhibition “music colors”
 2/3~2/9
 伊勢丹新宿店本館3階=ウエストパーク/プロモーションにて。

 Nujabesの遺作となった「Spiritual State」の原画展示や、
 新作アートワーク展示、
 ジャケットデザインを手がけたなかから厳選した、
 CDの視聴ブースもあるそうです。

 2月6日(土)には橋本徹氏、
 2月7日(日)にはCalm氏を、
 DJに招いたスペシャルイベントもあります!


 ぜひ、みなさま足を運んでくださいー!
 素敵な世界に魅了されます。。。
   
   

 

 

 
 


 

 
スタッフを募集いたします!
 
砂の岬では、現在、
4名のアルバイトスタッフさんがいます。
漁師さんの奥さんであったり、元パティシエさんであったり、
本業はカメラマンさんであったり、
様々な分野にも携わる方々に来ていただいています。

12月、1月は、4名のスタッフのうち、
2名がイギリス留学と、インド旅行に行っており、
少々少ないメンバーでお店を運営しておりました。


わたしたちは、
個人の夢や、やりたいことを尊重したいと考えています。
旅行に行くことも賛成しています。

そのなかでも、
砂の岬で働くときには、
目の前にある仕事に、真剣に向き合って働いていただいています。

この飲食店の日々のひとつひとつの仕事によっても、
人生を毎日を、より充実してほしいと考えています。



砂の岬は、年に2回インドへ行くため、
一ヵ月以上営業をお休みすることもあります。

その営業スタイルに、
お店の考え方に、そして味に、
好きだと言っていただける方に、
アルバイトに来ていただければ嬉しいです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



3月に卒業するスタッフがいるため、
新たにスタッフを募集いたします。

週1~、一日6時間~、
(勤務時間帯は、10:30~23:30)


◆ご興味ある方は、
 お店に履歴書を送付してください。
 〒154-0014
 東京都世田谷区新町2-6-14

◆お問い合わせは、
 メールにてお受付しております。


よろしくお願いいたします!


砂の岬
鈴木克明 有紀




1月は、通常メニューでご用意しております。
(* サイドメニューはございません。ご了承ください…)

ご予約は夜のみ、コースとなります。
 
メニューはこちらから。
 
 
 
お待ちしております!

 
 
 
サンバル(豆がベースの野菜のカレー)は、
南インドの熱い地域で食べられます。

日本の冬は寒いので、
スパイス使いなど、夏と冬で少しだけ変化させています。

お野菜も、日本の季節のものも用いながらも、
インドの味を忠実にお作りしております。







アチャール(野菜のスパイス漬け)は、
伝統野菜の「日野菜かぶ」を使っています。

畑の土の中に眠る部分は、白くなり、
土の上で太陽に当たる部分は、赤くなります。

苦味のある繊細な味だけでなく、
お野菜に染められた色が美しいです。


日替わりで、
あやめ雪かぶや、蓮根も合わせています。
   
 
 
  
 
 
  


 


ルーマニアの食器を入荷しました!

わたしたちが買い付けてくるインドの雑貨に加え、
今月は、ルーマニアの食器も登場します。

色の美しさや、
手作りの感触、
そして、ちょっと不揃いな形。

インドの雑貨に通ずるなぁ、と思いました!


このおばあさまが、ひとつひとつ作っております。




工場の壁には、たくさんの作品が!
自分の作ったものを飾ること、いいですよねー。





器はこちら。





 


大きめのカップ。
スープや、アイスコーヒーも合いますね。





こちらは、砂の岬でも使っているカップ。
コーヒーカップサイズです。

お店では3年前から使っています。
毎年少しずつ変わるデザイン。






おじいさまが作られています。

作られるすべての器が、色もかたちも少しずつ異なります。
自然と寄り添うとは、こういうことも、ひとつのような気がします。
人間味がありますね。。






いつものお料理やお飲み物が、
またいつもとちょっと違うように、美味しく映えます。

ぜひ手にとってくださいませー。





 

農家さんからお野菜が届いて、
立派な葉っぱと離れた実。

なんだか気になって、裏にしてみると、、、
おしりから、見事な根が伸びていました。

力強い生命力で、
土の中深くに潜っていっているんだなぁ、
なんて愛おしい形なんだろう。

と思い、写真を撮りました!




 


Kongunadu Sippy Kozhambu
<コングナード・オイスター・コロンブ>


アレッピーフィッシュカレーはお休みとなり、
1月は、旬の牡蠣を使ったカレーの登場です。


シャープな酸味とココナッツフレイバーが強い、
アレッピーのグレイビーとは違い、
酸味は控えめで、スパイス感が強い、
コングナードの濃厚なグレイビー。

牡蠣との相性が良いため、
チェティナードミールスの時にお出ししていた、
コングナードスタイルのグレイビーを使っています。

タミルナードゥでよく使われる、
Gingelly Oil(ごま油)をテンパリングで香りを移し、
ライスにもよく合うカレーに仕上げました。

*しかし、
 仕入れ状況により、牡蠣が、その他の旬の魚に変更することもございます。
 ご了承ください。。

 
 ◆牡蠣のカレーは、ディナータイムのみのご提供です。
 
  


  


2015年10月7日

下北沢のB&Bさんで、

砂の岬の本の刊行記念イベントが行われました。

ゲストは、直木賞作家の
西加奈子さんでした。

ご来場いただきましたお客様、
ありがとうございました。


あの日のことについて、
触れよう触れようと思っていたのですが、
その後すぐにインドへ発ってしまい、
遅くなってしまいました…。

あの日、わたしたちが感じていたこと、
感謝していること、
ここに少しだけ記したいと思います。


 
 
 
刊行イベントの依頼を受けた際、
恥ずかしがり屋の主人は、
「これが最初で最後ですっ」
と言っていました。

そのイベントにゲストで来てくださった西さん。

10代から主人の友人である西さんは、
緊張していたわたしたちを和ませ、
慣れないトークをリードしてくださいました。

お相手が西さんでなければ、
実現しなかったイベントだと思います。


・・・・・・・・・・


実は、
前半と後半の休憩のとき、
わたしは西さんとこんな話をしていました。

誤解を恐れずに言いたいことは言う、
そう決めていたので、
本当に思うままに話した前半でした。
しかし、素直すぎる言葉は、
少々強い印象の言葉にもなってしまい…
  
そこで、話しの流れを変えようと、
編集者の方が配慮し、
休憩をはさんでくださったのですが、、、

わたしは、自分の言葉が誤解されたままになっているのでは、、
と少々気がかりにもなっていました。



休憩中、わたしは西さんに、

「この本を書く上で、
 いくつかの内容を最終的には外すことになりました。
 本のなかでは、マイナスのことにはあまり触れすぎず、
 いいことを(読んだ人がプラスになることを)優先的に残すことになりました。

 けれど、わたしたちは、この本を成功本にはしたくありません。
 いいこともあったけれど、
 その裏には、それ以上に辛い出来事もありました。
 辛い悔しい出来事があったからこそ、今のわたしたちなのです。
 いいことばかりじゃない、
 いろんな面の、いろんなわたしたちの感情がある、
 そんなことを、わたしは伝えたかったのです。
 
 本で書けないことを、
 文字では残こすことができなかったことを、
 こういうイベントでは触れたいんです、、、

 なんて言葉にしたらいいのか、、、、」



そして、西さんは、

 「そのままを、素直に伝えたらいいちゃう。
  確かにさっきのままやったら、誤解されてしまうかもしれん。
  そのまま、言ったらええねん。
  だいじょうぶ、わかってくれるよ」


そのような内容の、会話をしていました。

わたしは、西さんの言葉に勇気づけられ、
落ち込むのではなく、もう一度その内容に触れ、
自ら話していこうと決めました。




その後半の会話のなかで、
自然に出てきた言葉。

伝えたいと思う気持ちから、
自然と口にした言葉。。


「美しいものばかり見ていると、
 美しいものが、美しいということさえ忘れてしまう」

良いことばかりあったら、
良いことさえ、良いことなのだと気づかなくなる。

幸せなことばかりのなかでは、
幸せがなんなのか、わからなくなる。


すべては、表と裏があるということでしょうか。

表面だけでなく、裏面も、
ちゃんと感じていきたい、忘れたくない、
そう思い、考えた日でした。
 

この日のイベントで
西さんと会話したことは、
その内容すべてが、
わたしたちにも意味深いものでした。

ありがとうございました。。。


  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 
当日の会場の様子を、少しだけ撮影したものを、
いただきました。
よろしければ、ご覧ください。。
 
 ↓ ↓ ↓
 

 

 
 「すべては実感やねん」

西さんは、「実感」というキーワードをはじめから、
ずっと話されていました。


人は、
自分の人生で経験したこと以上のことは、
生み出すことはできないように思います。。

 
深い悲しみを知って、
その先の深い喜びも知り、
その経験から、
人に接したり、自分の人生を生きたりする。



「実感」はすべて、のように感じます。

経験することの大切さを、必要さを、
この日は強く、今まで以上に強く、
かみしめていました。



西さんの本も、
 「実感」されていない方が書けない、
本当の生が、表現されているように感じました。

だからこそ、
人の心に、胸のなかに熱く響くのだと思います。。


 
この日のことを、
わたしたちは、生涯忘れません。


西さん、
お客様、
B&Bさん、
スタッフの方々、

熱い時間を過ごさせていただきまして、
本当にありがとうございました!



砂の岬




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砂の岬ホームページはこちら。
こちらのページは、 日々のお知らせ(NEWS)です。   上記リンクから、ホームページへ移動します。
砂の岬について
砂の岬は、大変小さな狭いお店です。事故防止のため、10歳未満のお子様のご同伴をご遠慮いただいております。     4名様以上のご来店は、ご予約のみお受付しております。ご予約のないお客様はお断りしております。 どうぞご理解ご協力お願いいたします。
営業日等の詳細は、ホームページにてご確認ください。
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