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ため息がこぼれるような美しい場所。。

いつ来ても心動かされることがある。
会いたい人に会いに来る。
そのためにここに来る。





この場所に、
スタッフみんなで来れて、よかった。

同じ想いを共有できる人たちと、
毎日仕事ができている。
こんなに幸せなことはないだろう。

目指す場所へ、いっしょに昇っていこう。


 

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子供を連れてのインド、2回目。
1歳5カ月になり、ひとりで歩くようになり、
ありあまるパワーで動き回る。

空港でもホテルでも、すれ違う人々に
「busy boy」と呟かれるほど。。

人見知りがないのか、
どこの人にも懐くので助かる部分と心配な部分と。。







インド料理にも興味津々。
わたしたちが食べるものを見ては、
「くれ!くれ!」攻撃。

日本でもカレーは食べていますが、
さすがにインドのものは、場所を見極めながら、、。

母乳育児のあと、
離乳食もすべて手作りをしていたため、
市販のベビーフードはほとんど食べず、、、
3週間の赤ちゃんの食事には、本当に気を使いました。

現地で手に入る、フルーツやパン。
それ以外は、日本から持ち込みました。
お米、味噌汁、ふりかけ、魚、水、お茶、ジュース、お菓子、、、
フリーズドライの技術はすごいっ。
キッチンがあるホテルには冷蔵庫があるので、
それなりに食品をいい状態で保てるので、助かりました。


寝相が悪い、我が子がベットから落ちてしまう、、と、
空気で膨らませる大きなプールを持っていったり、
電車で遊ぶための線路マットを作ったり、、、

とにかく大量の荷物でした、、、

87ℓ×2、104ℓのスーツケースは、全部赤ちゃんのためのものでした。
3週間のためのおむつは200個!(次は現地で購入します、、)

まだまだ赤ちゃんを連れての海外知識は足りませんが、
実体験で、勉強しています。。







長年お付き合いのある家族の家。
一緒に仲良く遊んでいました。

お父さんとの出会いがはじめで、
息子さんはまだ結婚していなかった。
今は、お互い子供が産まれ家族が増えた。








  


どこでも冒険。
キッチンは、遊び場のようです。









南インドの新聞に掲載されました。

日本人のシェフが、
宮廷料理を学びに来た!
ということが珍しい出来事だったようで、
新聞2社、テレビ番組2社が、取材に。。

今までもインドで何度か取材を依頼されましたが、
恥ずかしいから、、、といつも断っていた主人。
今回は、まさかの約束した当日に、
現地で取材人が待っていた、当日に知る、、
ということでしたので、緊張して受けました。
テレビのインタビューは照れましたね。。








1歳の息子は臆することなく、
取材人の人たちと遊んでいました。
家族写真、いい思い出になりました。









今回の旅でも、
インドのある地域に限定した、
郷土料理を学びに行きました。

現在では、もうなかなか食べることができない、
宮廷料理。
その昔に作っていた料理人を現地で探すことから始まった。

行ってみなきゃわからない。
そんなスタートから始まった、料理人探し。
何日かかるかわからないから、旅程ははっきり決めていなかった。
そして!
ホテルのオーナーの奇跡的な出会いから、紹介を受けて、
憧れていた料理人から、料理を学べることに。。


掘り下げれば、掘り下げるほどに、、
わからなくなりそうな、宮廷料理。











今回のクリスマススペシャルに
準備できれば、したかった料理。

けれど、簡単ではない、今回のテーマ。。
まだ数日はかかりそうだ、、、









チャイ。
出会ってから、もう20年以上経つのだろう。。

日本で衝撃を受けたあの味から、
本場のインドで飲み歩いた日々。。
砂の岬としても、10年以上作り続けてきた。






今回は、
わたしたち夫婦のなかで、
課題のひとつとしていたチャイ。

チャイについては、
語りたい愛情や想いがたくさんあるから、
どこから書こうか悩んでしまうけど、、。

オープンしたての頃のことは、
「不器用なカレー食堂」(晶文社より2015年出版)で執筆した。
あの本には、
わたしたちが砂の岬としてチャイを完成させるまでのことを書いている。

あれから、月日は流れ、
オープン当初に仕入れていた茶葉が日本への輸入を終了してしまい、
その後、似た茶葉を探すことに必死だった。

少しの残った茶葉を手に、
紅茶屋さんに持っていっては、似た茶葉を探していると言い。
作ったチャイを持っていっては、この味にしたいと、懇願したものだ。

インドのガイドブックを作っている友人を頼り、
インドの茶葉屋さんでも理想の茶葉を探してもらった。

でも、そう簡単には、夢ような茶葉は見つからなくて、、、
いつしか、、。
日本で仕入れのできる茶葉と、
インドで買い付けてきた茶葉を、
理想に近づけてブレンドするようになった。

数年の試行錯誤のなかでレシピを作り、
チャイを担当していた、わたし(妻)が、
1年前、産休で店を休んだとき、チャイを作ることを主人(夫)に任せた。

主人のなかでも、もちろん理想の味があり、
作り方も1から見直し、そこからまた試行錯誤がはじまった。


そこで、今回のインド、、、、、

わたしたちのなかで、
これからの砂の岬のチャイをどうしていくか、
どんな味を理想としていくのか、
頭のなかの構想を、もう一度整理しよう、と。

インドでの目的にしていた。












わたしたちが、
インドで一番のチャイの店として、
何年も通っている店がある。

味は、作り手によって変わることもある。
ピークで忙しい戦場のようななかで作られるチャイと、
穏やかな午後に作られるチャイでは、やっぱり味も濃さも深みも違う。
同じ店でも、同じ味を出すことは、容易なことではないのだ。


昔は、
その味の変化もすべて知りたくて、
同じ店に何度も通った。朝も昼も夜も。
何杯も何杯も飲んだ。。

数年通うなかで、チャイの作り手が、
辞めてしまったり、また戻ってきたり、
いろんな事情のなかでも、
好きな作り手のクセもわかってきて嬉しくなったものだ。 


今、砂の岬の店は、もうすぐ10年になる。
安定した味だろうか。
変化していく味なのだろうか。

チャイの理想の味を、
これからの砂の岬の味を、
ここからまたはじめていこうと思う。
そのために、
わたしたちはまた、何十年とインドに通うのだろう。。















インドでの料理教室。

スタッフの習いたい料理もリクエストに入れ、
数種類のレシピを学んできました。

 



 









5時間のレッスンを終え、
先生のお宅の庭のハーブを教えてもらい、市場の案内まで。
充実の一日でした。

将来、料理人になりたいスタッフにとって、
よい学びの日になったと思います。

わたしたちも、これまでにもう数え切れないほどの、
多くの料理を現地で学んできましたが、
こうして、スタッフとともに学ぶ時間もまた新鮮で、
昔の気持ちを蘇らせることもできました。

いつになっても学んでいたい。
















砂の岬のスタッフです。
みんないい笑顔!










2019年11月は、
スタッフとともにインドへ来ているため、
通常営業はお休みです。

今回のインドは、
スタッフ全員が参加しています。
一同でインドに来れたことが、とても貴重で嬉しいです。

期間は、1週間~1カ月、
それぞれの目的もあり、
一同で行動する日もあれば、別々に行動もします。
二人旅になり、一人旅になり、
インドを離れ、別の国へ行くスタッフもいます。

スタッフそれぞれに力があるからこそ、
実現した旅であることに、
わたしたちも感謝するばかりです。










できる限り、
多くのものを食べ、多くのものを見て、
多くの記憶を残しましょう。。





チャローインディア・インド即興料理旅行の
取材でムンバイに来ていた、
水野仁輔さんとタージマハルでご挨拶。

はじめて会った水野さんに
すぐに身をゆだねる息子の姿。

父と同じ匂いがするんだなぁ、と
みんなで納得。

 



このインドの旅のなか、
何人のインド人に抱っこされただろう。。

インドの人は、赤ちゃんが好きで、
すぐに「Come!」と抱っこする。

レストランで出会う人も、ホテルで出会う人も。
そして、するっとその場を離れ、連れていってしまう。
はじめはびっくりしたけれど、
それは連れの家族や友人に見せるためだった。
大事にしてくれていることはわかった。

ほっぺへのキスも、まぁ、いいかぁ、と思えるようになった。
たくさんの人の愛を受けたのだから幸せだろう。。

 






今回のインドが今までと異なったことは、
去年まで行動できていた時間の5分の1くらいしか、
自由には動けなかったこと。

赤ちゃんとともに行動するということは、
それほどに現実は大変なことだった。

主人には、葛藤があった。
自分ひとりでも課題をクリアしていくか。
いや家族を優先するか。
かなり悩んだと思う。
そして、クリアできない現実に辛くもなっただろう。


けれど、
インドの滞在を後半にし、
わたしたしの心がどうであったかというと。
連れてきてよかった、、、と感じていた。

この数週間の間に、
息子は身体も、心も急激に成長した。

この成長を全部感じることができて、幸せだった。

また来よう、インドに。。。

  






 

 
 

インドでの宝探し。。

10年以上前には、WIFIもなくて、
たやすく情報を得ることはなかった。

指先だけで操るような世界ではなく、
もっと感情的な世界だったと思う。

もっと密やかで、奥深くて。
宝探しができた。。


それを今になっても、ずっと続けたくて、
今日もインドで宝探しをしている。

 











  


宝物にいつ出会うかなんて、
わからない。

だから、インドに行くしかないだろう。
探し続けるしかないだろ。。








主人が宝探しの地図をつくり
わたしはその背中を追いかけ写真に残す。

赤ちゃんを連れてのインドで、
一眼を持ち続けれるか不安もあった。

以前より撮る数は減ったけど、
記録したい気持ちだけは、消したくない。。
負けたくない。。
 

 
 




 


ムンバイ旧市街にあるベーカリー
「Yazdani Bakery and Restaurant」
創業は1951年。

オーナーのTirandaaz Iraniさんもゾロアスター教。







ここにはじめて来たのは何年前だっただろう。
建物に、店内に、心が揺らされた。

映画になるような世界観。
作ろうと思っても作れない。







ずっとずっと、無くならないでほしい。
小さな町のベーカリー。
守っていってほしい。。


  



 


映画「ボヘミアン・ラプソディー」が記憶に新しい。

クイーンのヴォーカル、フレディ・マーキュリーは、
パールシー。

パールシーは、ペルシャからインドに移った、
ゾロアスター教の信者。
インド国内で少数派ながらも
富裕層が多く、社会的にも活躍している人が多い。

そんなゾロアスター教徒のほとんどは
ムンバイとプネーに在住している。



そのパールシーのレストラン。
1923年創業の「Britannia」とてもとても有名な老舗。

 



 

 


名物のベリープラオ。
噛むたびに歯に残るレッドカラントの酸味が、
辛味と甘味をさらに際立たせる。

ベリー味のソーダとともに食べるのが定番だけど、
今回はクリームソーダ味にしてみた。
インドのアイスの味がする。
ほのかにローズの香り。。


 



昔、ここBritanniaで、
このカラメルカスタードを食べて、
店のメニューにしようと決めた。

あれから、他の土地でも作り方を習い、
試行錯誤してできた砂の岬のムッタイプディング。

原点に戻って、味の確認をしよう。
あの頃のように、大切に。

 




人が食事をする姿は、
絵になるほどに美しい。。。

 



 


プネーで
思い出のある場所を巡る。



 

































蘇る思い出のある場所には、
必ず美味しいものがある。
 
風景のなかに、
昔、記憶した味がある。








 
 





ムンバイから移動して、プネーへ。

5年前、
もう砂の岬はオープンしていたけれど、
そのとき数か月店を閉めて、
店主はひとりでプネーに滞在していた。

ホームステイをしながら、
語学と料理を学んだ日々。

そのときの懐かしい場所へ。

そして、なにより大切な場所へ。






2015年、砂の岬の本
「不器用なカレー食堂」が出版されて、
そのとき、
一番最後の章で書いた文。

そこで登場した店。
その店がプネーにある。

店主がどこよりも好きな店。

 
  



 



 






あの頃の想いは、
今も変わらない。



2014年2月の
店主の日記へ
・・・



 










今回ムンバイで滞在しているホテル。








 
ホテルでのブレックファースト。

マラーティの家庭で食べるような優しい味わい。
素材の切り方、色合い、組み合わせなどのセンス。
美味しい。
 
Dhokla
Veg Samosa
Sago Payasam
Sago Khichadi
Sooji Upma
Bamiseri Upma
Batata Vada
Pudina Chutney
Pomegranate Raita 




 





 


スタッフの人はみんな優しく、
細やかな気遣いをしてくれる。
 
美しく保たれた空間もすべて、
丁寧な素晴らしい仕事。
 

 


赤ちゃんはインドに来てからも、
よく食べよく寝てよく遊んでいる。
健康でなにより。。


わたしたちの仕事は、
赤ちゃんが寝ているわずかな時間のなかで、、、

一日のスケジュール調整に悩む父。


 
  





現在、インドに来ています。

お店をオープンする前から、
ずっと訪れているインド。。


砂の岬は、
インドでの体験すべてが店に反映されています。

狂おしいほどに美しい風景も
乾く土の香りも、焼ける太陽も焦げる火も、
すべてが料理になる。

砂の岬で表現したいことは、
いつもインドにある。

だからこそ、
ずっとインドに来ています。



今回、
わたしたちにとって大きな変化は、
去年生まれた息子を連れてきたこと。

7カ月の息子にとって
インドはどのように映るのか。
インドの風を心地よく感じるだろうか。
 
 


 


子供を授かるまでは、
子供を連れてインドに来ることなんて難しいと考えていた。
数年は、主人のひとり旅になるだろうと、思っていた。

けれど、
砂の岬に産まれた息子は、
わたしのお腹のなかにいるときから、
インドに来ている。
ずっとスパイスがそばにあり、
インドを感じているだろう。


わたしたち夫婦が
砂の岬の店を成長させ、
守り続けていくなかに、
息子がいる。

一緒にインドに行くことのほうが
幸せだろうと思った。
父と母の幸せを感じる場所に
心動かさる場面に一緒にいよう。


そう決めて、
インド行きのチケットを3枚手にした。
  
  
  




赤ちゃんを連れてのインドは、
対策と準備が必要。

パスポートとVISAの取得からはじまり、
感染症対策と予防接種。

飲み物も食べ物も調理道具も全部持参。
赤ちゃんが快適に過ごせる環境をもっていくために、
多くの物を買いそろえた。
60ℓのスーツケースはすべて
赤ちゃんに必要なものでいっぱいになった。

そこまでして連れてくる意味はあるのか。
正直、準備をすればするほど悩んだりもした。

飲み水を考えるだけで、
蚊にさされるかもと考えるだけで、
大変すぎる、、、


でも、
インドの人はインドで赤ちゃんを育てている。
あたりまえの風景だと、そう考えると、
普通のことだとも思った。



困難だと感じるものに挑戦しなければ、
ずっと前には進めない。

かなりの労力を使おうと、
長い時間を費やそうと、
いつか結果につながるのであれば、
そこに挑戦してみよう。

砂の岬も
わたしたち家族も
そうして前に進んでいこう。

きっとインドは両手をひろげ迎えてくれるだろう。

さぁ、
砂の岬のインドがはじまる。



 




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砂の岬について
砂の岬は、大変小さな狭いお店です。事故防止のため、10歳未満のお子様のご同伴をご遠慮いただいております。     4名様以上のご来店は、ご予約のみお受付しております。ご予約のないお客様はお断りしております。 どうぞご理解ご協力お願いいたします。
営業日等の詳細は、ホームページにてご確認ください。
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